自転車旅 その2

2日目

 4時起床。いや、どうも眠れなかったといった方がいいだろう。
 4:30出発
 途中コンビニにより、朝ドリンク&水分購入
 昨日とはうってかわって、上り下りの連続。
 6時頃、中之条に到着。この辺はひらけているといった印象

 8時頃、川原湯へ到着。聖天様露天風呂へ。
 入浴後、温泉街を奥へ奥へと進む。温泉街を走っていると、集団登校の小学生から
 「おはようございます」と声をかけられる。素朴な子らにちょっと感激。
 そのまま進むと、共同浴場みたいな建物がある。が、調べないでそのまま進み、353号へ合流。
(なお、その後調べたところによると、不動の湯と判明)
 9時頃、長野原草津口到着。さすがに駅はにぎわっている。一休み。
 草津行きのバスが発車した後、野反湖行きのバスが待機中。しかしお客はいない。
 ここから白根を経由するか、国道をそのまま行くか迷う。答えは国道を進むことに。
 標高の高い高原道路を、その日のうちに通り抜けるのが厳しいと判断したためだ。

 383号を進む。

 気持ちの中で、吾妻線の駅を小さなチェックポイントとして考えながら進んでいたが、
 最後の大前の駅に気が付かず、いつの間にか通り過ぎていた。残念。

 青空の下のキャベツ畑(レタス畑?)を横目に進む。たまに日帰り温泉があるが、今回は無視。

 いつの間にかレタス畑が視界から消えて、ダンプが非常に多く行きかっている。
 道路わきの茂みにもぐり込んで小休止。やはり前日と違って坂が多いため、非常に体力の消耗が激しい。
 自販機が少ないので、水分補給も大変である。
 登りが延々と続く。
 
 採石場を越えると、今度はぷっつり車通りが無くなる。

 つづら折りの道路をひたすらすすむ。自転車は一番軽いモード。歩いたり、乗ったりを繰り返す。
 途中、畑仕事しているおばあちゃんに声をかける。
 「鳥居峠まで歩いて行けますかね?」
 との問いに
 「昔はみんな歩いて行ったよ」
 ともかくひたすら進む。
 次の曲がり角か、それとも次の曲がり角か・・・

 いつの間にか空気が変わる。ひやっとしたのだ。そう思った途端、木々の丈が短くなり、間隔があいてきた。
 もしや?!と思い必死で進む。
 するとようやく鳥居峠に到着。13時30分
 川原湯から鳥居峠の間はほぼ上りのみで、何度引き返そうと思ったことか・・・

 ここからは快適。延々と下り坂。ブレーキが悪くなるのではないかと思うほどである。
 途中のコンビニで買い物。
 自転車で来たというのが珍しいらしく、
 「どこから来たのですか?」
 と聞かれたので
 「東京です」

 上田に到着。右翼やら左翼やらがデモしているため、警官がわんさか。
 駅周辺で1時間ほどぶらぶらする。
 そのあと、国道18号線をひたすら北へ。
 戸倉上山田で、不動産を見ながら
 「安いな?」
 とか思いつつ。共同浴場等がどこにあるか分からなかったので、そのまま進む。
 夕刻、長野市内へ。
 長野オリンピックの頃に作られた建物群を横目に見つつ、長野駅へ。

 さすがに野宿はこの辺はやだったので、駅からビジホを探し、予約。
 居酒屋に入って、久々の酒&固形物。
 ビジホの最上階には大浴場があった。人工温泉。それでも気持ちいい。
 布団に入って就寝。